バリスタ世界一が作るラテアート | アクティブウーマン看護留学ブログ

友達にみんなで遊ぼうと誘われ、待ち合わせ場所を確認すると「Brighton Beach」駅前。

「ビーチに行くんだ！！」と思い、当日待ち合わせ場所に行くと、
バリスタの友達が「今日はカフェに行きます！」と言うではありませんか。

「えっ？どこの？」と聞くと、「バリスタ世界一の日本人がいるところ」と一言。

「えっ！えー！本当に！？」

以前、友達からメルボルンにバリスタ世界一になった日本人のぶさんが働いている
カフェがあると聞いていたので、まさかこのタイミングで行けるとは思ってもいませんでした。

私たちは、Brighton Beach駅からしばらく歩いて噂のカフェに向かいました。
あたりは住宅街だったのでこんなところにカフェがあるのかなと疑問に思いながら
歩いているとひょっこりと道沿いにカフェが見えてきました。

カフェの名前は「Olie&Ari」

つっついにバリスタ世界一の人に会える。
どんな人なんだろう。

と、どきどきしながら中に入ると店内は子供からお年寄りまでたくさんの
ローカルのお客さんで賑わっていました。

急いで日本人らしい人を探すと、コーヒーを作っている日本人を発見。

おひげを生やした真剣な表情でコーヒーを作っているのぶさんの姿でした。

私たちは席に着くと、もちろんコーヒーを注文しました。

バリスタの友達とのぶさんは知り合いだったのでわざわざ私たちのところまで
挨拶も兼ねてコーヒーを運んできてくれました。

バリスタ世界一と言われているので、さぞかし厳しい人なのだろうと思って
いましたが、実際はにこっと笑った笑顔が素敵な大変気さくな方でした。

さっそくのぶさんの作ったコーヒーモカを飲むと、モカの甘みの中にしっかりと
したコーヒーの美味しさを感じることができました。

きっとコーヒーにもこだわっているのだろうと思い確認すると、のぶさんが
今日作るコーヒーの種類を吟味して選んでいるとのことでした。

また、味はもちろんのこと、ラテアートの美しさにも驚きました。

バリスタの友達から、ラテアートは泡の立ち方やきめの細かさで評価されると
聞いていましたが、彼のラテアートは素人の私から見ても、丁寧で細部まで
美しく描かれ、とにかく洗練されていました。

長い時間をかけて磨き上げた人が成せる技だと思いました。

海外で活躍しているのぶさんの姿を見て、私は勇気をもらいました。
頑張っている人の姿は美しいです。

そして、最近思うことがあります。

それは「縁」ということです。

縁という不思議なめぐり合わせのおかげで、私は留学生活中に様々な人との
出会いがありました。

私はこの見えないけれど大切な縁の力をこれからも信じて行こうと思います。