オーストラリア最古の蒸気機関車パッフィンビリー | アクティブウーマン看護留学ブログ

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オーストラリア最古の蒸気機関車パッフィンビリー

乗り物好きの私にとって、
どうしても行きたかった場所「パッフィンビリー」に行ってきました。

今回はその内容についてお話ししたいと思います。

パッフィンビリーとは
1900年に開設されたオーストラリア最古の蒸気機関車のことで
ダンデノンという高原にあります。

ベルグレイブからジェムブルック間
22.6kmを片道約1時間50分かけて走っています。

私はツアーを予約したのですが、
長雨が続いており天気予報は雨でした。

ツアーの担当者の方が「天気が悪ければ行く日を変更できますよ。」と
親切に教えてくれましたが、
私は早く行きたい気持ちと何となく大丈夫な予感がしたので予約を変更しませんでした。

そして当日、降り続いた雨は嘘のようにピタリと止んで快晴のお天気でした。
時々、私の気まぐれな予感は何の根拠もなく当たったりします。

私たちはまずダンデノンの森に行き森林浴を楽しみました。

森の静寂の中で遠くから鳥のさえずりが聞こえてきて何とも幻想的でした。
そのあと、オーストラリア特有の鳥たちに餌付けをする場所に行きました。
餌の入ったお皿を持つとカラフルな鳥たちが次から次に集まってきました。

近くにあった木をふと見上げると、大きな真っ白い体に頭のうしろが
寝ぐせのようにピンとなっているコッカトーオウムがびっしりと木に止まっ
てこちらをじっと見つめていました。

木の枝が折れそうなほどのオウムの大群を見たのは初めてだったので
思わず圧倒されました。
オーストラリアでは独特な色をしためずらしい鳥を日常的に見ることが出来ます。

その後、私たちはハイライトであるパッフィンビリーに乗るために出発地である
ベルグレイブ駅に向かいました。

すでに駅は沢山の観光客でにぎわっていました。
蒸気機関車のシュポーシュポーという汽笛の音が鳴り響き、
先頭車両はもくもくとした機関車の煙があたり一面に漂っていました。

その光景はさらに私の気持ちを高ぶらせました。
パッフィンビリーはレトロで窓にはガラスがなく簡単な鉄の柵が取り付けられているだけなので、
みんなそこに足を乗り出して外に向かって座っていました。

もちろん私も同じように座りました。
出発時刻になると駅員さんがベルをカランカランと鳴らしながら
汽車のホームに沿って歩き出しました。

すると機関車がゴトン、ゴトンとゆっくりと動き出しました。
駅員さんは通り過ぎていく乗客一人一人ににっこりと手を振りながら
お見送りをしてくれました。

動き出した機関車は森の中をゆっくりと風をきって走り出しました。
秋のすっきりとした風が足にあたってとても心地良く感じました。

所々にある踏切で止まっている人達は機関車が通るとにこにこしながら
笑顔でこちらに手を振ってくれるので私も嬉しくなって何度も手を振り返しました。

駅に到着したときにあーもう終わってしまったのかと寂しい気持ちになりましたが、
念願の機関車に乗れて幸福な気持ちでした。

これから旅をする中で、楽しそうに乗り物に乗っている人を見かけたら
私も手を振る人でありたいと思いました。

シンプルだけどとても愛のある行為だと思います。

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