私たちで作り上げていく授業!
皆さん こんにちは
8回目のメルマガをお届けします。
今回からは、学校で講師の方を招いて学んでいくスタイルです。
何度も担当して頂いているRowenaさんは、
現役の看護師兼助産師をされています。
お腹に赤ちゃんをかかえての授業で、「今蹴ったわ!」と
胎動を時折感じられながらの和やかな雰囲気でスタートしました。
何がしてみたいかとの問い掛けから始まり、
「単に語学として英語を一方的に学ぶのではなくて、
せっかく来ているので皆で作り上げていく授業のスタイルを
取りたいと考えています。」との提案がありした。
医療英語の構造はややこしいけども、全てを臨床で使うわけではありません。
噛み砕いて考えたら大丈夫。既に知っていることを英語で言うだけだから!
と実にシンプルで心強いエールをもらいました。笑
日本語でも同じですが、医療スタッフ間で交わされる医療用語と、
医療スタッフではない一般的な表現の方法に、一般用語があります。
時間や効率上、私たちは前者を選択して使用していますが、
ICや問診などの場面においては、分かりやすく噛み砕いた
言葉や言い回しをする必要があります。
例を挙げると、頭蓋骨は一般英語でskullと言い、
医療用語ではcraniumと全く別の単語になります。
craniotomyは開頭術で、craniectomyは頭蓋骨切除と
言う意味になります。接頭語か接尾語が置き換わるので、
ルールを覚えることが大切です。
まずはなんと言っても解剖生理学から勉強です。
あのレオナルド=ダ=ヴィンチのあの有名な絵が思い浮かびますか?
解剖学的正位(anatomical position)を学習しました。
手掌をpalmと言います。
やしの木を思い浮かべると、葉っぱがちょうど手掌の形をしているので
イメージしながら覚えると頭にスムーズに入ってきますよとの
助言がありました。
まず前後頭のある方が上(superior)、
足のある方が下(inferior)、上を頭側(cranial)と表します。
そして顔が向いている方が前(anterior)、
背部が向いている方が後ろ(posterior)
外を浅い(superficial)、内を深い(deep)
体幹に近い側を近位(proximal)、遠い側を遠位(distal)
左右軸上で正中に近い方が内側(medial)、
正中から遠い方が外側(lateral)
なんだか頭が痛くなってきますね?
聞きなれないので一見は取っ付きにくいですが
現場では口頭や記録で自然に使っていることなので、
少しずつ親しんでいけたらと思います!
略語も少し習いました。
「私たちって本当にLazyなの!」と苦笑いされるように、
オーストラリアの人は省略した言い方が大好きです。
名前や挨拶はもちろん、それは医療用語にも言えるとのことです!
#との記号は骨折の表記です。#ribとは肋骨骨折を指しています。
●caughとは咳が出ることを表しており、SOB(息切れ)、そして
臨床で日常的に使用されているというのが、NAD(正常)で、
これはno abnormality detectedの略式になります。
クラスの最後は、これらの表現を使って自分の持っている
傷の場所を説明してみましょうとの課題がありました!
頭を捻りながらも、それぞれが懸命に取り組んでいました。
先日、skydeck88と言う名前の南半球最高峰の展望台に
行ってきました。88階建ての高層ビルのエスカレーターに乗って、
40秒足らずで一気に地上を離れます。
気圧の変動とかすかな振動で、
飛行機に搭乗している感覚に似ていると感じました。
まだ8年とその歴史は浅く、数ヶ月前はその8週間記念であったので
その数字にちなんで通常価格より半額程度の8ドルでのチケットを以前
オンラインで購入していました。
兵庫県の六甲山の有名な夜景を思い出させる光景でした。
100万ドルの輝きに匹敵?平地続きなのでそれ以上の見晴らしです。
来年は9周年なので9ドルに値上がりでしょうか・・・!?
皆さんも、こちらに来られたら一度は行かれることお勧めします。
本日はここまでになります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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