消化器編、オーストラリアの肥満問題 | アクティブウーマン看護留学ブログ

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消化器編、オーストラリアの肥満問題


皆さんこんにちは

13回目となるメルマガをお届けします。

今回は消化器について学習です。
Stomachgast-itis(inflammation)胃炎(炎症)

Stomach,gastはどちらも胃との意味合いがあります。
-ectomty(remove)胃摘出術
-oscope(camera)胃カメラ

-oscopy(procedureofintothestomach)胃カメラ検査
Intestine(bowel)とは腸のことで、enterは辞書で引くと
入り込むとのニュアンスがあります。

gastroenterologistは胃腸科専門医のことを指し、
gastroenteritisは胃腸炎になります。
嘔吐、下痢の繰り返し、学級閉鎖や病棟閉鎖を引き起こしますね。

それではざっと、少し消化器に関連した用語を並べてみます。
saliva唾液
swallow消化
gagreflex咽頭反射
oesophagus食道
gastric(stomach)ulcer胃潰瘍
pepticulcer消化器官用薬
acidreflux逆流性食道炎
antacid制酸剤(胃腸薬)

ここでなんとなく気付いた方もおられるかも知れませんが、
antiは反するという単語で、本来ならantiacidとなるところ。
しかしそれを”短縮”して上記の単語になります。

smallintestine(smallbowel)小腸
-duodenum十二指腸
-jejunum空腸
-ileum回腸
crohn'sdiseaseクローン病

それでは、どのように患者さんに対して排泄状態を
尋ねるのかを見ていきましょう。

臨床で重要な情報であることでも、実際に患者さんに尋ねる際には
遠まわしな言い方をする傾向にありますね。

それは英語でも同様で、
Haveyouused(opened,moved)yourboweltoday?
との言い方をします。独特で面白いですね。

排便に関して少し紹介します。
No.2,poo,faeces,stool,stool…その他たくさんあります。

No.2とは子どもが使う傾向にあるようで、
No.1とは排尿のことになります。
「No.1行ってくる!」との様に使われます。

多国籍国家のオーストラリアでは、英語が第二言語の人が沢山います。
時にはスラングに言い換えると分かってもらえるなど、
反応を見ながら個別の対応が望まれると知りました。

またとても便通状態を実に分かりやすく示唆した
とBristalStoolChartと呼ばれる図解があります。

性状を7つのカテゴリーに分けてあり、
兎糞便、ぶどうの房状、ソーセージ状、トウモロコシの芯状、
チキンナゲット状、肉汁ソース状...
とても的を得た表現の仕方だと感心してしまいました!

お題が消化器なので、話題を食べ物、肥満問題にも触れていきます。
国土が日本の22倍もあるので、生活スタイルもさぞかしゆったり
しているのかと思われがちです。

働き過ぎと運動不足、それにファーストフード、
とくにチョコレートの食べ過ぎが指摘されています。
去年の統計では、なんと全世界での肥満大国ワースト5にランクイン!

「成人の2/3人、子供の1/4人が肥満で、肥満率は年々上昇するばかり。」
と驚きな調査結果が発表されています。

ここで胃の手術を以下に取り上げてみます。

gastricbypass胃バイパス術
腹部を大きく切開し、胃や小腸に直接アクセスするバイパス手術です。
胃の大部分と小腸の最初の部分がバイパスされるので、
少量の食物しか摂取できなくなる仕組みです。

ここで以外なのは、メディケアでその手術費用がすべてカバーされる
とのことです。これには、長期的な視点で考えたときに国にとって
その人を負担する費用が抑えられるとの理由があるようです。

gastric"lapband"腹腔鏡下胃緊縛法ラップバンド
少量の食事で満腹感を得られるように考案された手術方法です。
外科医がシリコーンバンドを、
上の方が小さくなるように胃に巻いて締め付けます。

胃の上の方をバンドで締め付けて小さくするので少ない量の食事で
すぐにおなか一杯になり満腹感が得られるようになります。
ちなみにこちらは保険適用にはなりませんが、手出しで20万円ほどです。

しかしここで問題なのは、体重が激減出来ても細いバンドを通過していくのが
液体や小さな食べ物しか通過できないと言う点です。
一回の摂取量が少ないので、よりハイカロリーなものを好む傾向にあります。

そこでバンドの内筒をすり抜けて行くのはコーラ、コーヒー、
チョコレート、ドーナツ、バター…
と血糖値が一時的に上昇するものが多いようです。

確かに街中には有名なファーストフード、
チョコレート専門店がひしめいています。
オフィスワーカーや生徒、そして国内国外から来た旅行者などが
代わる代わるに立ち寄り、私もよくウィンドーショっピングしてます。

なにも食べ物自体が一方的に悪者ではありませんし、
何より生活リズムを含めたそのバランスを毎日とることが
大切なのだと改めて思えた授業でした。

さて今回の写真ですが、これは街中(通称cityまたはCBD)の風景です。
2週間前より我校MLCが新キャンパスに引っ越しました。

6階からの眺めを写真に添付してみました。
そして何よりいいなと思うのが、授業中に時計台からの鐘の音と
ストリートミュージックの生演奏が教室まで聞こえてくることです。

電車の駅が中央に位置し、学校前のエリザベス通りにはトラムが複数
行き交い、忙しい通りです。徒歩圏内に市立図書館、
カフェ通り、おしゃれなアーケード、銀行...何でも揃っています!

当初は新しい環境に少し落ち着きませんでしたが、最近ではBGMのようで
心地よく授業に集中することが出来ています。
脳の効率も上がっているといいですが。笑

本日はここまでになります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。






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