「Life is a journey」 | アクティブウーマン看護留学ブログ

「Life is a journey」


Royal District Nursing Serviceへ訪問に行ってきました。
在宅看護です。

今回は在宅看護のシステムと教育についての講義を受けました。

講師のSallyさんは看護師として色々な分野で働いてきている方でした。

オーストラリアでの在宅看護の始まりは1886年、約130年前。

主に出産直後のお母さんと赤ちゃんが対象でしたが、
現在の多くは高齢者が対象となり、時代の変化を感じます。

また高齢化に伴う課題は日本もオーストラリアも同じだと思いました。

在宅看護のシステムは日本と大きく変わらない印象でしたが、
看護師にはノートパソコンが支給され、
家で利用者の情報収集ができるそうです。

訪問先は自宅から近い所が担当になりますが、国土が広いので、
中には長距離になったり、
地方では勾配の激しい所を運転する方もいるそうです。

運転技術も必要ですね。

メルボルンは天候の変化が激しいので、天気を気にしながら行動します。

看護師は一人で訪問するので、高い看護技術が求められますが、
すぐに連絡相談できます。
ちなみに尿道カテーテルの管理は必須項目だそうです。

日本と違う点は、ホームレスの所へも訪問していることです。

バイタル測定や内服確認など看護の内容は変わりませんが、
色々な背景があるため、専門のトレーニングが必要となります。

私が驚いたことは、在宅でお看取りする場合、
研修を重ねた看護師が、死亡時の確認を行うそうです。

講師の方が言うには、
「いい医師は訪問してくれることもありますが、
多くは看護師が行います。」

その後医師へ連絡し、診断書などの書類は医師が書きます。

最期の瞬間、亡くなった後までずっと関われるのは看護師。

そう思うと素晴らしい仕事だと思います。

一人一人の責任は大きいですが、
皆さん誇りを持って看護していることが伝わってきました。
他職種との連携も大切にしています。

最後に、Sallyさんより
「自分の専門を決める前に色んな分野で経験してみて下さい。」

講師の方皆さんが言ってくださるのは、
「オーストラリア、メルボルンでの生活を楽しんで下さい。」

先日、language exchangeに参加し、
日本語ペラペラのオーストラリア人とお話をしました。

リスニングとスピーキングが苦手と相談したら、
海外のコメディドラマを勧て下さいました。

自分が好きなもので面白いものを選び、初めは英語の字幕で見て、
セリフを真似する。

海外の方も日本のドラマをよく見ていて、
私より知っていました(笑) 

試してみようと思います!

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