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旅の終わりはいつも切なくてさみしい

メルボルンの南に浮かぶ島タスマニアに行ってきました。

今回の旅を一言で言うとワイルドな旅でした。
と言うのも、友達から勧められたツアーでしたが、おおざっぱな私たちは
旅の内容については詳しく確認せずに参加したので予想外だったからです。

それでは、日程と共にタスマニアの旅についてお話していきたいと思います。

(1日目)
ツアーは早朝から始まるため、私たちはホバートという港町に前泊しました。
オーストラリアで2番目に古い町と言われており、小さいけれど風情のある
美しい港町でした。

宿はバックパッカーの女性部屋を予約していましたが、旅行会社の手違いで
男女共同部屋に泊まることになりました。部屋に入るとバックパッカーなのに
おじいさんが寝ていて驚きました。

夜中にいびきがうるさくて友達は眠れていませんでしたが、私は爆睡でした。

(2日目)
早朝7時にガイドさんがワゴン車でお迎えに来ました。
少人数のツアーでメンバーは私たち日本人3人、台湾人1人、ドイツ人2人で
全員女子だったので終始ガールズトークで盛り上がりました。

ガイドのカールさんはハットをかぶっていたのですが、あまりにもムーミンの
スナフキンにそっくりだったのでその事を本人に伝えると、本人はあまりピンと
来ていないようでしたが、ドイツ人の人達は爆笑していました。

やはり、ムーミンは世界共通のようです。

私たちはこの日、世界文化遺産であるポートアーサー流刑場跡に行きました。
監獄や官舎、囚人が建てた教会など歴史的な建物がありましたが、辺りはのどか
で昔の歴史が想像できないほど美しい田園風景が広がっていました。

(3日目)
タスマニアの東海岸にあるフレシネ国立公園に行きました。
展望台からワイングラスをかたどったような入江ワイングラスベイは濃い
ブルーに真っ白な砂のコントラストが美しく見応えがありました。

ガイドさんが「皆さん水は持ちましたか?」と何度も確認するのでどんなハイキングに
なるんだろうとドキドキしていましたが、なんと私たちは実際にワイングラスベイまで
歩いて行き、さらにその反対側のビーチまでマイソンという山を回り込むように
ビーチサイドを1周しました。

5時間以上炎天下の中を歩き続け、のどかカラカラになりこんなに水が愛おしいと
思ったのは初めてでした。
しかも、途中でブラックタイガーという大きな毒蛇に遭遇し、ガイドさんに
噛まれたら10分以内に死亡すると言われヒヤヒヤしながら蛇がいなくなるのを待ちました。

そして、ようやく半島の裏側までたどり着くと、そこにはどこまでも澄みきった
青い空と海が広がっていました。まさに天国でした。
道のりはかなり過酷でしたが、誰もいない静寂の中で波の音だけという贅沢な
時間を過ごすことが出来ました。

(4日目)
タスマニアの北西に位置するセントクレア湖国立公園に行きました。
私たちはダブ湖という湖の周りを2時間かけて一周しました。

空気と湖の水がとにかく澄んでいてきれいだったので、ピュアでダイナミックな
タスマニアの大自然を感じることが出来ました。
その夜、夜空を見上げると天の川が一面に広がって見えました。

流れ星も次から次に流れてまさに星降る夜でした。あまりに感動的だったので
願い事をするのを忘れてしまったくらいです。

(5日目)
旅の最終日はトロワナワイルドパークに行きました。
伝染病により絶滅危惧種に指定されている、タスマニアデビルが予想外に
沢山いたので驚きました。

そして、ワイルドな飼育員のお兄さんがウォンバットを小脇に抱えて歩いてき
たので何をするのだろうと思ったら「抱っこしてもいいよ」と言われ、
ウォンバットを抱っこすることが出来ました。

実際のウォンバットはおとなしくてぽっちゃりとしていて可愛かったです。
その後、映画「魔女の宅急便」のパン屋さんの舞台となった町に行きました。

小さくて建物の色使いがきれいな可愛らしい町でした。
ここで魔女のキキが生まれたのだと思うと感慨深いものがありました。

ホバートに戻り一緒に旅をしたメンバーとハグをしてお別れをしました。
旅の終わりはいつも切なくてさみしいけれど、旅で出会えた仲間と美しい自然に
感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

タスマニアさん最高に面白くてワイルドな旅をありがとう。