緩和ケアクラスで学べたこと | アクティブウーマン看護留学ブログ

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緩和ケアクラスで学べたこと


皆さん、こんにちは。
インフルエンザや胃腸炎が流行ってると聞きますが、お元気ですか??

メルボルンも、同じ日に最高気温38℃最低気温16℃の日があったりと、
メルボルンらしい天気です!
(天気やそれに合わせた洋服のなどは今度書かせていただきますね!)

今日は今週の看護クラスで学んだPalliative care(緩和ケア)について
お話ししたいと思います。

これを読んでくださっている方は看護師の方も多いと思いますが、
「緩和ケア」とはどういったイメージをお持ちですか??
 緩和ケアについてどう思いますか?

実は、これは授業の最初の質問でした。

自己紹介と合わせて、この質問に対する自分の意見や経験を話すのですが、
 (もちろん、英語で説明できないときは、こちらで看護師で働かれてる
日本人の通訳の方に訳していただけます。)

クラスメイトそれぞれ、所属も踏まえた経験や考えがあり、
また、オーストラリアらしく、たとえ経験がないにしろ、
それが意見ですから、それも自分の意見として他人に伝えるという場面でした。

自己紹介の後に講義を受ける予定だったのですが、
講師の方が生徒一人一人に丁寧に返答してくださり、それが授業になりました!
 (この予定変更もオーストラリアらしく感じました(笑))

私は働いていた病院では、認定看護師が数名おり、その人を中心に
緩和ケアチームに入っていたのもあり、そこでの経験や学びを話しました。

授業では話しきれなかったのですが、私個人としては、正直 緩和ケアは苦手な領域です。
それは小児科を選んだ1つの理由でもあります。
ひとりでも元気に生きてほしい、死んでほしくないと思います。

しかし、小児科で働いていた時、担当の患児が、元気な状態での疾患の発覚から
看取るまで関わることがあり、私の看護観、人生観を、少し変わりました。
こういう話もクラスメイトと出来るのもこのクラスならではだと思います。

本題に戻りまして、 緩和ケアのイメージはどうしても
ターミナル終末期ケアと結びつきますが、
慢性疾患を持っている方も必要としているケアだと再認識しました。

また、モルヒネを持続でいっている患者さんにレスキューを使う場面などの
例題も出していただき、薬量がその患者さんに適した量なのか、
それとも痛みが増加しているのかなど、
計算も踏まえアセスメント能力の質問もされました。

みんなちょっと現場から離れてるのもあり、最初は困惑しましたが、
そこはやはり看護師、仕事モードのような顔になり計算したり意見を
出し合いました。

看護のクラスは普段英語のクラスや遊んでいる時の
クラスメイトとは違う顔もみれ楽しいです。

講義の中で、私が感じた日本とオーストラリアの一番の違いは
大きく分けて3つありました。

1つ目は、政府が緩和ケア協会を設立しており、
地域のケアマネージャーがサポートし、 緩和ケアが人々に周知、密着
されてるように感じました。

2つ目は、スピリチュアル(霊的)、カウンセラー、宗教という、
精神的なケアサポートに重きをおいてるということです。
やはり海外、こっちに来て、宗教を身近に感じています。

3つ目は、移民の国のオーストラリアならではの多国語に対応しており、
緩和ケアを利用する方のための紹介DVDでは11ヵ国語の言語が
収録されていましたし、もらったパンフレットも英語だけではなく、
日本語のもありました。よかったら写真を参照ください!

ちなみに、写真の下に写っている機械は、自宅用のシリンジドライバーです。

あくまでも私の意見ですが、 私は本当にMLCで、
そしてこの看護コースを選んでよかったなぁと思っています。

日本でいる時、私自身の勉強不足ややる気の問題もありますが、
オーストラリアの医療はもちろん日本で色んな経験をしてきた看護師さんと
情報交換ができ、その人たちと出会えて勉強し、仲間になれてとても楽しいです。

英語のクラスや学校等についても今度書かせていただきます。






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