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OETコースってこんなところです


皆さん こんにちは

早いもので9月に入りましたね。いかがお過ごしですか?
8回目のメルマガをお届けします。
(訂正:前回は7回目でした。すみません)

残りの在学生活が後半に入った事もあり、相談の上
目指していたOET準備コースを始める事になりました。

現在のクラスメートは獣医、医師、看護師の3職種です。
国籍も日本人の割合がぐっと激減して、インド、フィリピン、
エチオピア、中国、韓国、スーダンなどの顔ぶれが集まっています。

1週間から受講できるのでそれだけ集中して熱心な生徒が多く、
活発な意見や質問が飛び交います。

興味関心のある分野なだけに、医療用語にされまだ馴染みがないものの
内容的には「あのことを言っているんだな。」と
すっと頭に入ってきやすい印象があります。そしてワクワクします!

模擬テストを自分で集中して解いていくので、自分本位となり
時間の経過がとても早く感じます。

すでにご存知の方も多いかも知れませんが、
そのOETの概要にさらっと触れてみたいと思います。

The Occupational English Testは
医療に携わる人のために作成された語学力判定試験です。

海外での医療資格を持つ方がオーストラリアの資格に書き換え、
そして就職を目指すための第一歩となります。年に8-10回ほど
受験のチャンスがあります。

毎年、数年にわたって試験が開催されており、日本を含んだ
世界40カ国で受験が可能です。その対象者ですが、Nsだけでなく
医師や歯科医師、獣医、PTなどの12種職業が試験対象者と
されています。

試験はIELTSと同様で、リスニング、スピーキング、リーディング、
ライティングの4技能試験があります。

英語の試験といっても、臨床で過去に経験した事が
活かされる可能性があります。
一見分からない単語も医療関連という観点から、
その意味が推測しやすいというメリットがあります。

すべてのセッションでB評価を取得する必要はありますが、
実践でも使える医療英語を学べることは
試験対策のみならず、そのモチベーションを高く
保つことが出来るのではないでしょうか。

リスニング 50分 
パートAとBに分かれ、パートAは患者さんとの会話(問診)、 
Bは医療関係のレクチャー(疾患の説明)を聞いて問題に答えます。
答案用紙がそのまま解答用紙になるので、タイムリーで的を得た
ノートテイキングスキルが要求されます。

リーディング 60分 
パートA(15分)とB(45分)に分かれています。 パートAは文章の穴埋め問題、 
Bは600~800単語の文章を読んで、 選択式の問題に答えます。
どちらも非常にストイックな時間管理能力が必要で、
ざっと目を通すスキムと、じっくり目を通すスキャン能力が試されます。

スピーキング 20分 
受験者の専門職業によって問題が違います。 
看護師であればカードを渡され、 
そこに書かれている状況に合わせてロールプレイを2回行います。

一方的に医療者が喋るのではなく、患者さんの気持ちを汲み取った
自然な会話のやりとりがスコアに反映されます。

ライティング 45分 
受験者の専門職業に関連した問題が出題され、 
紹介状や患者さんに対する手紙(紹介状)です。 
渡された情報すべてを転写や引用することはスコアが伸びません。
取捨選択しながら、対象者にとってわかりやすい豊富な言い回し

さて本日の講義は、前回からの復習から始まりました。
解剖学的方位の言い回しを、自分の持っている瘢痕で
その場所を説明するとの課題です。

一人ずつだったので緊張しましたが、
Rowenaさんがみなが発言した部位に関するエピソードを織り交ぜて
下さったので、リラックスしながら集中することが出来ました。

例えば、身内に方が、長年溺愛していた飼い犬に上部口唇を噛み千切られる
と言う悲惨な事故があったようです。

とても残念な話ですが、人間の血の味を覚えてしまった動物は
法律上で殺さなければいけないことになっているようです。

次に、皮膚がんに関するドキュメント番組を見せてもらいました。
オーストラリアは皮膚がんの患者数が世界で最多なこと知られています。
わずか7分の間、太陽の下で過ごすことは、日焼けを通り越して火傷
していることになるんだそうです。

授業のコアはバイタルサインでした!

最初は脈拍/心拍です。Pulse/Heart Rateとなり、
日本人の平均は60-80ですが、
AUSは肥満者が多いとのことで60-100回/分が基準値だそうです。

心拍数が100以上になると tachycardia(頻脈)と表記されます。
tachyは早いと言う意味で、cardiaは心臓を示しています。

ここで表現においての例が提示されました。
同じ単語でも、語尾が変化していることが分かります。

He has tachycardia. (Noun)
He is tachycardic.(Adjuctive)

心拍が60代を下回ればHR<60 Brady cardia(徐脈)で、
He has brady cardia.
He is brady cardic.
と言うことが出来ます。

HR-SR  sinus rhyth 日本語でもサイナスって言いますね。
arrhythmia(不整脈)

Temperature(T°) (体温)
ex) 小数点を打って37.5、または37の右上に小さく5と言う
記載も可能です。

36-36.5は日本人の基準ですが、AUSは36.5-37と高めになります。
T>38.5でようやく発熱があるとみなされて、再検の対象になるようです。 

He has a fever.
He is febrile.
He is afrebrile. (no fever)

40度以上の熱発は 
T>40 Hyperthermia.  (高熱)

Hypotermiaは(低体温)、
He is hypothermic. となります。

上記と同様にして、血圧と酸素飽和濃度についても学びました!

週末は、学校裏に位置するメルボルンミュージアムへ行ってみました。
学生証の提示で入場料は不要です!
2時間の持ち時間でもまだ足りないと感じました。

先住民の展覧会も開催されており、アボリジニーの文化を少し勉強
してきました。

本日はここまでになります。最後まで読んで頂きありがとうございます。






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