クモ膜下出血と投薬について | アクティブウーマン看護留学ブログ

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クモ膜下出血と投薬について


皆さん こんにちは
ご無沙汰していました。

いよいよ看護留学の最終月に突入しました。
そしてオーストラリアでの夏季にも突入です!

確かに街はクリスマスで彩られていますが、
気候は依然としてメルボルンです。気温の幅は1日
違うだけで気温差がなんと10℃もあります。

宗教は各々で異なるものの
一年で一番煌びやかと言っても過言ではないほど、
町中がこの時期を楽しんでいるように思えます。
また続きは後々お伝えして行きますね。

18回目となるメルマガ届けします。
産休を経た講師のロウィーナさんの看護コースが再開です。
生後3週間のトーマス君を連れての来校で、感嘆の声が
飛び交ったのも無理はありません!

丁度その日は試験日だったので、
やや空気がもたれていたのですが
たちまち新鮮な空気に入れ替わりました。

大半の時間はすやすやと寝ていましたが
時におしゃぶりを落としたりしてぐずったりと、
眺めているだけなのになんだかほっこりとでき
赤ちゃんしか持てない不思議な力を感じました。

さて、そんな久しぶりの授業はある医療雑誌からの
記事の読み込みからスタートしました。

これまでに習った脳神経系のトピックに関連して、
クモ膜下出血の症例についての記事でした。

既往歴に高血圧やがある男性(47)がある日突如、
張り裂けそうな頭痛に見舞われるところから
ストーリーは始まります。

Subarachnoidhaemorrhage くも膜下出血

医療用語ではseizureはてんかん 
一方でfitは患者さんの話す一般用語です。

倒れてしまった後はunresponsible(無反応)に
なり、theambulance(救急車)に乗ってやってくるのが
theparamedics(救急隊員)ですね。

afterseizureまたはpostictal(クモ膜下出血の後)との
表現をすることもあります。

syncope(失神)=faint(BTgoesdown血糖値下降)
=passout(drugusage;薬物に起因した)
=blackout(cannotremember;記憶にない)

Pupil(瞳孔)がconstrict(狭窄)することを
reacts(反応する)と言います。

PEARLとは光に反応する正常な瞳孔の動きの
ことで、pupilequalandreactivetolightの
略語になります。

正常ならequalですが、瞳孔不同はunequalであり、
"Blown"dilatedとも表現されます。

反応速度についてです。
早いものはbriskで、
時間の掛かる反応をなんとナメクジから
引用してsluggishと言ったりするよう。

イメージが湧いて覚えやすいですね。

ピンホール現象はpinpointと言い、ドラッグ中毒者や
CPR中のアトロピン投与の際に見られますね。

また亡くなった方の瞳孔は
Fixed&dilatedとの言い方をします。

一般用語ですと沢山の言い回しがあり、
一見ややこしいですが状況によってニュアンスが
伝わるので便利だなと感じました。

次にオーストラリアで勤務するなら知っておくと便利な
事として、薬の投与方法についてのお話がありました。

twicedaily,2×day,B.D.,12/24(every12hours)       
bi(2つ)dayの略になり
1日に2回投与との意味でも4つもの言い方があります!

AM,PM,Nocte
最後のノクトですが、これはnighttimeとの意味合いなので
Sleepingpillsなどの眠剤を指しています

投与方法についてですが、
Oral,IV,NGT,PEG,IM,SC,TOP,PR,IO,NEB...
かい摘んで少し紹介していきます。

NGT(Nasogastrictube)   経鼻チューブ
TOP(Topical:creams/lotion) 皮膚に塗布
PR(Perrectum)        経腸
IO(Intraocular:eyedrop)   点眼
NEB(Nebuliser)        ネブライザー

また副作用の有無も確認しておきたいので、
NKA(NilKnownAllergies)アレルギー無し
NKDA(NilKnownDrugAllergies) 薬物アレルギー無し
を把握する必要が初回投与は重要です。

ところでNilとはNoのことです。

最後にダブルチェックについてです。
ICUでは毒薬や劇薬などの強烈な薬効が勿論
ダブルチェックするのですが、他のことに
関しては基本的に看護師個人の責任となるようです。

少し前までは点滴や採血などすべて2人で確認を
していたところ、互いに依存して逆に危険との事で
いつの日にか廃止になった背景があるとの話でした。

オーストラリアに来たからにはやってみたかった内の一つに、
この国ならではの動物との触れ合いを楽しみにしていました。

動物園ではないのですが、そのナショナルパーク?は
そんな身近な夢を叶えてくれる場所です。

そんなコアラとのふれあいは
時間は限られており、別途料金が少々発生するのですが
それでも行く価値は十分にありましたよ!

ユーカリの葉っぱに集中しているコアラの背中に
やさしく触ることができ、その間写真が沢山撮れます。

夏真っ盛りのオーストラリアは、外に出るのがやや
億劫です。突き刺すような紫外線に加えて、蚊とハエ
が本当に多いです。

芝生の多い公園はもちろんですが、車の行き交う街中でさえも
彼等はたくましく飛び回っています。

遭遇する頻度には元より、口や目に向かって一直線に
向かってくるので参っています...

ヘルメットをかぶって歩きたいねなんて、
半ば冗談交じりで友達と話しています。笑

今回はここまでになります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。








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