緩和ケア施設へ見学に行ってきました
先週の看護授業ではST VINCENT'S HOSPITALという
緩和ケア施設へ見学に行ってきました。
ここは市内から少し離れたところで、
近くに緑が多くある素敵な場所にあります。
(すぐ近くにお城もありました)
施設には車椅子と歩行器が一体化された器具(写真)や、
1回使用毎のディスポの排泄容器があり、
とても便利だな~と思いました。
ディスポの排泄容器って感染対策にも役立つと思うので
私の働いていた病院でも取り入れてほしいなと思いました。
各病室内に州で統一されている患者カルテがあり
日勤から夜勤への申し送りは患者さんを含めて行うとのことでした。
また廊下の掲示版には月に何件のインシデントがあったかを
開示しており(写真)、日本よりも情報発信がオープンでいいなと
感じました。
勤務希望も95%通るらしく、
有給休暇も一週間単位で記入する表になっていたので
ほとんどのスタッフが二週間以上、
長い人は一ヶ月の休暇希望を入れていました。
また日本では「全て知っていてやらないといけない」という
プレッシャーを看護師は常に感じていると思うけど
オーストラリアでは
「わからないことはわからない。けどそれ以外で頑張っているよ!」
というリラックスした気持ちで働けたり、
週に一回看護師のためのカウンセラーとの相談があったり、
自分が病気を抱えていたとしても打ち明けて支えてくれる
環境が整っていて羨ましいと思いました。
話を聞いていて面白いと感じたのが
一年以上採血や導尿カテーテルの挿入などの手技を行っていないと
患者さんへ行うことはできず、
研修へいって学び直さないといけないということが看護師の質の維持、
患者さんの安全を守るためになっているのかなぁと思いました。
オーストラリアの看護環境が日本と違うことが多くあり、
毎回興味深い話が聞けるのでとても面白いです!
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