まるでテーマパークな小児病院 | アクティブウーマン看護留学ブログ

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まるでテーマパークな小児病院


みなさん こんにちは!
日本は関東まで桜前線が北上してると聞きました!
お花見が、私の来年の楽しみリストに追加されました(笑)

今日は、
過去に看護クラスで回った病院見学の中で一番印象に残り、感動した
The Royal Children Hospital  (王立こども病院)について
書かせていただきます。

病床数250床(そのうちの90~95%が個室)、年間入院患者35000人、
外来患者20万人、救急外来患者7万人
病院内に民間運営のホテルもあるメルボルンで最も大きい子供病院です。

まず、病院前のトラムの駅から、楽しさ満点でした!!
トラムを降りると、ドクターの格好をした犬(名前はDr.JAKE)や
ナースの格好をしたハチや蝶々がトラムスポットに描かれており、
ゴミ箱の横には身長を測るスケールが貼ってあったり、
駅は「Dr.JAKE's Tram stop」って書かれていました。

そして、病院を囲むように公園になっていて、
「病院の雰囲気は避ける」ということを大事にしたそうで、
光がたくさん取り入れらるよう採光の工夫がされていたり、
公園の一部が見えるようにし、病院と公園の境を意図的に
曖昧にしているそうです。

中に入ると高い吹き抜けになっており、
巨大な動くかわいいオブジェがあり、
巨大モニターのタッチスクリーンでホッケーゲームや
シューティングゲームなどゲームで遊べるようになっていました。

その前には、子供が遊べるように木でできた椅子に
ところどころ穴があいていて、中にもぐったり、
穴から顔が出せるようになっていました。

おしゃれなでケーキがズラリとならんだカフェ、
バルーンや絵本など楽しいものがたくさんおいてある売店もありました。

救急外来とエントランスの間には巨大な水槽があり、
水族館のようで、小さいサメもいました。

(以前、いつも医療英語を教えてくださるロウィーナさん
(他病院にお勤めです)の娘さんも受診し、
夢中になって以来「ママの病院にもお魚さんいるの?」と
聞くそうです。(笑))

外来の待合所には、外でいられるような中庭はもちろん、
まるで動物園の一角のようなミーアキャットが12匹も飼育されており、
病院の隣にあるメルボルン動物園が管理をしているそうです。

いつまで見ていても飽きさせない、とても愛くるしい動きをしていました!
また、入院患児用に、小劇場ほどの本格的な映画館があり、
大きなビーズクッションな座席で映画会社と連携し
最新の映画を上映してるそうです。

そして、Starlight roomというプレイルームでは
大きなテレビゲームが何台もあり、
工作室も本格的でした。ここに来たら、こどもはみんな
スーパーヒーローで、ここにいるスタッフはキャプテンという役割で、
医療面の資格はなく、幼児教育に長けた専門のスタッフが多くいました。

病院内のテレビ番組やラジオ番組も作っていて、
実際に院内放送を行っているそうです!!
ほかにとても大きな屋内プールにジム、競技用トラックにバスケットゴール、
リハビリための施設も充実してました。

また、処置の際も、できるだけ病室で行わず、処置室で行い、
まるでプラネタリウムのような照明や興味をひくようなおもちゃ、
時にはシャボン玉を飛ばし、振動で感覚を麻痺させて
注射を行う工夫などが行われているそうです。

病棟名も動物の名前になっていて、壁はもちろん、
エレベーターの中まで可愛らしい絵が描かれていました。

看護師や医療コメディカルための教育トレーニング設備というのもあり、
公立であり王立ではありますが、メルボルン大学と連携してて、
模擬患者さんをリアルに設定でき、本格的なロールプレイができる
高度なシュミレーションルームがあったり、大学並みの大講堂、
図書館、カンファレンス室のようなものもたくさんあって、
スタッフが勉強会などで使用しているとのことでした。

そして、それを患児やその家族に提供していることが
すごく目にとれました。
病院の中に義足などを作る技工所もありました。 

スタッフ用の託児所も院内にあり、
渡り廊下から遊ぶ様子が見れるようになっていました。

患者さん側としても、医療者側としても施設的にも
数えきれないほどの工夫と楽しさがあり、
テーマパーク感もありました。

2011年に10億ドルをかけて建てた新しさもありましたが、
日本にもこのように素敵な病院があるので、
やっぱり、私は小児が好きで、こういうとこで
働いてみたいとオーストラリアにきて初めて思いました。














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