傷の話/移民博物館
皆さんこんにちは
20回目となるメルマガ届けします。
今回は創傷についてのお話です。
amputation切開術(術)
stump(切断された手足の)付け根
日本語でもアンプタって聞きますね。
woundbreakdown傷が損傷、切開してしまうこと。
breakdownは消化器はで食物の分解との意味もあります。
dehiscense(縫合の)破裂
dressingleaveintactfor48/24(48hours)
dressingとはドレッシング材のことで、
48/24は24時間計算のうち48時間を表現しています。
2日間、ドレッシング材を貼付するとのことです。
傷の観察が終わったら、次はその状態をカルテに記録しますね。
どのような言葉を使って記載していくのか見てみましょう。
1.Locationまずは場所ですね。
2.Size大きさ
length(long)長さ
width(wide)幅
depth(deep)深さ
火傷だと何%の負傷具合なのか、褥瘡ならばステージを記入して
誰が見てもわかるようにします。
3.Predominanttissueappearance
良性の肉芽が出現したら、プレッシャードレッシングとなんと塩で
脱水をかけるのだそう。
「とても痛そうで申し訳ないけど!」とのことですが...
驚きでした。
granulation肉芽形成
せっかくの肉芽がslough(不良肉芽)だと
Hypergranulation過剰肉芽切除の必要があります。
epithelialisation上皮形成
eschar黒色壊死創
4.odour(smell)臭気のことです
Nil無臭
offiensive不快臭気
productodourドレッシング材を除去すると
臭いがなくなるものです。
創の種類の一覧表を講師のロウィーナさんが日英版で制作して
下さり、それが配布されました。少し紹介したいと思います。
blister水疱
abrasion/grazeかすり傷
scar搬痕
scabかさぶた
incision切開創
bruiseあざ
contusion挫傷
次回も引き続き、傷の話になります。
メルボルンの歴史は移民と共に始ったと言っても
過言ではないと思います。移民が乗ってきた船を
再現したジオラマのようなもの,
樽や穀物袋、木箱など再現されています。
移民博物館についてちょこっと紹介します。
全体人口の1/4が海外出身の背景をもつとまで
言われているオーストラリアは立派な多国籍国家です。
私の通学しているMLCの5週に1度の金曜日になると
GE(General English)コースに所属している生徒は、
別のレベルのクラスの人たちと一緒に町へ遠足に
出かけます。
移民博物館はそのスポットのひとつでした。
遠足と言っても課題の用紙が配布され、自分の出身国の
歴史を見て回るのでとても興味深かったですよ。
学校終わりに河川沿いを歩いていると、何十枚もの
巨大なガラス板がずらりと展示されていることに気づき
ました。よく見ると、今回のトピックにぴったりです!
世界各国からの移民してきた人たちのデーターが
刻まれており、出身地域や渡豪時期とその背景、
人口や使用言語などの情報でした。
ざっと150年前ごろより私たちの祖先は移民を開始。
漁業である真珠の養殖と採取がその目的であった
ようです。
また学業を志してきた人、いわゆる留学生の歴史は
100年ほど前とまだ浅いです。
「1/100人」なんの統計が想像がつきますか?
当時の日本人の性別データーの女性の割合になります。
戦前の日本国。数字にはその国の社会背景も浮き彫り
になって反映されており、面白いなと感じました。
博物館は広々とした建物なので、1時間は費やします。
メトロの駅から徒歩圏内なのでアクセスの良好で、
休日にふらっと出掛けるのに丁度良いかと思います!
今回はここまでになります。
最後まで読んで頂きありがとうございました
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